2018年10月29日更新2018年10月23日公開

☆経済誌「財界10/23号」に当会の記事が掲載されました!☆

【記事内容】

 日本には100年以上続く企業が2万5千社以上存在しており、“長寿企業大国にっぽん”と呼ばれています。時代が大きく変わる中で、なぜ、これだけの企業が100年以上も生き抜くことができたのか。その秘訣を学び、自分たちも100年以上続く企業になりたい――。
 そういう考えの下、2年前からスタートしたのが、『100年経営企業家倶楽部』です。会社としての浮き沈みを一度は経験したであろう創業25年以上の企業を対象に、100年企業を目指す志の高い経営者の皆さんに集まってもらっています。
 毎月一度の「経営者フォーラム」では、老舗企業や大学教授など、いろいろな方々にお越しいただき、企業永続の要諦を学んでいます。当然ですが、経営のバランス感覚を持たないと、100年はおろか、10年も会社は続きません。ですから、講師も漠然と老舗企業であればいいというのではなく、革新を積み重ね、変革する勇気と実践力を持った方々をお呼びするようにしています。
 また、会員の方が自社の事業内容や社内改革について語る「経営者サロン」や事業変革に成功した企業の視察なども定期的に行っています。
 私自身も苦労したのですが、どんな企業であっても、会社を長く継続させるには事業承継という大きな課題を抱えています。ほとんどの経営者にとって、社長のバトンを受けるのも渡すのも一回ずつです。親が子に譲ったり、他の従業員に託したり、もしくは外部から人材を招聘するなど、いろいろなケースがありますが、事業承継というのはなかなか難しい問題です。
 当倶楽部は、そうした経営者が悩みをさらけ出す場が無いという声を聞き、それなら失敗談を話せる場をつくろうと考えて設立したものです。
 これまで私は独自の技術やサービスを持っているにも関わらず、大企業病に陥ってしまい世の中から退出を余儀なくされた会社を沢山見てきました。中小企業の原点である小回りの良さや思い切りの良さといったものを今一度呼び覚ましていくことが不可欠だと思います。
 毎日が真剣勝負だからこそ、経営者同士が切磋琢磨しあえる場は大切です。多くの皆さんと定期的な活動を通じて信頼関係を築いていくことで、日本により多くの100年企業を生み出すことができるような会にしたいと考えています。