第45回経営者フォーラム開催報告

昨日は、ご多忙のところ100年経営企業家倶楽部の経営者フォーラムに
ご参加いただきありがとうございました。
35名の方に、熱心にご聴講いただき充実した時間を過ごせました。
大洞社長は、大学卒業後に5年間の修行に出たものの、父親の体調不良のため2年で中断。
従業員年齢の高さや旧態依然とした現場など修業先との余りの差に愕然とされたとのこと。
その後得意先の変化による業績悪化を懸念し、弟を呼び寄せ社内改革に臨まれました。
特筆すべきは
１．毎晩のように弟とともに全国の印刷会社や印刷関連会社を検索し続けたこと
２．国内だけでなくドイツの印刷会社を視察し、印刷事業の価値を実感したこと
３．各部門の徹底したヒアリングから理想の職場構築を目指したこと
また、経営者はプレーヤーから脱却し会社方針、ビジョン策定、人財育成など本来業務に
集中すべきとのアドバイスを肝に銘じて実践されたことも功を奏したに違いありません。
そして2008年からいち早くクラウド化に着手し、社内理解を得ながら構築のスピードを
緩めず全社一体体制で現在の体制を築かれました。今や社内の文化となりつつあります。
先代の口癖だった「企業は人なり」を継承していくと決意表明され講演を結ばれました。

◆参加者の気づきや発見
・印刷業というハイテク化（DX化）、イノベーションし難い事業で100年経営目指すスピッツがGood
・不採算顧客を思い切って絶ったという考え
・通常では決断、実行することが非常に困難であることが想像される営業部門をなくすという大変な決断など、お客様のために必要なものが何かを突き詰めて、選択と集中、変化、成長を持続されている経営方針に大変感嘆いたしました。私の立場ではそこまでの大きな変化を出すことは難しいかもしれませんが、お客様のために必要なもの、逆に不必要なものは何かを突き詰めていくことが重要であることを再認識させていただきました。 貴重なお話を頂きありがとうございました。
・独自性の大切さ
・世の中の変化の中で自社も進化をして生き残っていかなくてはならないことを実感しました。経営者の強い想いや実行力が大きな力になることを学びました。
・会社を変革する時の経営者のビジョンとリーダーシップの重要さ。
・経営者自らの貫く姿勢
・企業はみんなの協力と理解が必要で、経営者はその舵取りを間違えないことの重要性に気づきました。
・業態変革は、経営者の強い意志と行動力が必要であるということを改めて感じました。また、セールスフォースをうまく使っている企業に、初めて会いました。
・社員さんたちの考えを徹底的にヒアリングされたこと
・社員のモチベーションアップの為にも、会社方針やビジョン策定は重要だと思う。
・ＤＸの定義が明確になりました。
・企業は人であるということ
・顧客に対するスピード(レスポンス)の向上、属人化しないシステム構築、製造部門における生産性向上が大変為になりました。
・優秀なNO.2が居ると、心強いし、時代の先端を行っているのに感心しました。
・「かっこいい！」の気持ちに拘り自分にぶれない。プレイヤーをやめて経営者に専念した。「人」を大切にする心。
・現状の把握と将来の予測、そして英断と行動力。

◆参加者の感想
・大洞社長は、クール＆アグレッシブでいっぺんにファンになりました。
・新しい特殊印刷を始めた時の話しとWEB印刷事業の話しをもっと聞きたかったです。
・絶え間ないチャレンジが大切だと思いました。
・普段、聴くことのできない企業の生の変革ストーリーを伺うことができました。
・業界の調査や、社員との対話、プレーヤーから社長業に切り替えなどの経験が参考になった
・業態変革から売上を2倍にしたことは素晴らしいと思います。
・ＤＸを導入し、1人当たりの粗利益がどうなったのかを質問するべきか迷っていました。
・長く残って居る企業が、時代に応じて変化居るので、今後も色々な考えを聞きたいです。
・先代の「企業は人なり」の言葉をしっかり咀嚼して形にされている所が素晴らしいと思いました。
・謙遜気味にお話しされましたが、信念が感じられました。スピード感と熱心さに加え、最先端技術を駆使する先見性が素晴らしいと思いました。なかなか真似できることではありませんが、身近にいらっしゃる方なので少しずつでも学んでいけたらと思います。