2022年11月7日開催予定

【終了しました】2022/11/30(水)開催 第52回経営者フォーラム 「在宅療養のゆとりを求めて~病院と在宅看護の間を埋める新しいケアホームへの挑戦~」

フォーラム概要

今月は、Filo株式会社の道祖尾社長にご登壇いただきます。
道祖尾氏は、看護師になって24年。その間に関わった様々な患者様や医療関係者が描いていた「こんな場所があったらみんな助かるのに」との切実な想いを実現するために「ナーシングケアホーム「結」(ゆひ)」を本年7月に開設しました。

~以下ご本人からのコメントをご紹介いたします~
在宅医療に従事して13年、医療が必要とされる環境は変化し続けています。認知症、がんや難病、身体障害等の多様多疾患に悩まされている方々の支援を通じて在宅医療支援の限界に私たちは直面してきました。その限界突破のため、当ケアホームは「在宅療養生活を維持していくためのナーシングケアホーム」を提唱しています。自宅や当ホームで、患者様と家族がそれぞれに安心して過ごせるよう支援します。従来の介護施設や障害者施設とは違った枠組みでの運営となります。当施設を利用してもらうことで、医師や病院のみならず、地域のサポートグループとの橋渡しなど、柔軟な対応や新たなご要望に対応できる場所にもなります。 また、独居、老々介護、不要な救急車要請や入院問題にも対応することで、地域社会の包括システムに貢献することができると考えています。
「結」は病院でも自宅でもないケアホームです。入床数10人以下の規模を基本として看護師が24時間常駐、訪問診療の医師や関係機関と密な連携をベースにケアします。
私たちの役割は看護・介護に加えて、医師、看護師、多職種が連携して患者の状況に即した療養を支援するシステム作りです。それを通してご自宅での生活を可能とするものです。「入院」か「施設入所」か、という単純な選択からの脱却です。必要に応じて長期療養の場としても機能する場所となります。
“「生き切る自由」を広げる役割を果たしたい。人生を絶望で諦めるのではなく日常を楽しむという希望をいつまでも持っていて欲しい”、そんな想いで設立したのがナーシングケアホーム「結」(ゆひ)です。在宅看護の限界点に私たちの機能が加わることで、柔軟な対応を実現させることが私たちの使命です。「結」は「糸=ネットワーク」と「吉=幸せ」を合わせた文字です。私たちが地域の一員となることで、少しでも皆様の幸せな生活が取り戻せることを願っています。
今回の講演では、私たちの目指す課題解決型ケアホームの概要とそこに至る道筋、開設から2ヶ月の奮闘、突き当たる現行制度の壁といった悪戦苦闘ぶりも包み隠すことなくお話させて頂ければと思っています。

(聞きどころ)
・自宅、施設での困難な場面から結での療養生活転換でみえた現実
・認知症、精神疾患の薬剤調整困難者の薬剤調整について
・知って得する、介護保険、医療保険制度の落とし穴と備え
・家族の想いとその支援について
・今後の社会保障制度と施設運営について

講師

Filo株式会社
ナーシングケアホーム 結(ゆひ)
代表取締役 道祖尾 綾乃氏

<プロフィール>
1976年 大阪府生まれ
1998年 正看護師免許取得
三菱京都病院勤務(手術室、ICU/HCU、三次救急、外来主任従事)
伏見総合病院勤務(救急、外来)サービス高齢者住宅・介護有料老人ホーム介護医療マネージメントリーダー、在宅部門(診療・看護)統括
在宅療養支援診療所 看護師長、訪問看護設立・管理者
介護審査員、京都区内認知症カフェ設立
2016年 ソフィアメディ株式会社勤務
ソフィアメディ訪問看護ステーション矢口管理者、大鳥居管理者兼務
ソフィアメディ訪問看護ステーション雪谷管理者、田園調布管理者兼務(雪谷ステーション統合)
ソフィアメディ本部育成支援部門、病院・地域講師、京都音羽病院付属看護学校非常勤講師
東京都福祉保健局委託精神福祉保健相談員
2021年 Filo 株式会社設立
【保有資格・修了研修】
正看護師、介護支援専門員、認知症ケア専門士、認知症ケアパートナー、認知症ケア指導管理士、メンタルケアマネジメント1種、医療的ケア教員、リンパ浮腫専門医療従事者
在宅難病患者訪問看護師養成研修、がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修、東京都看護師認知症対応向上研修、認知行動療法研修

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日 時:2022年11月30日(水)15:45 受付  16:00開演
場 所:リアル会場/神田淡路町会議室 オンライン/Zoom
料 金:無料
定 員:リアル会場20名/オンライン100名
申込先:https://peatix.com/event/3411392/view
主 催:100年経営企業家倶楽部

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